カルマが存在する?しない?どっち?

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■カルマが存在する?しない?どっち?

カルマが存在する議論の前に、まずはカルマとは一体何か?

それを共有したいと思う。

カルマとは仏教から派生した考え方で、これは倫理道徳の考えと繋がるけど、

「いいことをしたら、いいことが起こる。」

「悪いことをしたら、悪いことが起こる。」

というシンプルなもの。

これは、人を殺したり、人のものを盗んだり、人が迷惑かかるようなことを

すると、無秩序になってしまうので、

悪いことをしたら、悪いことが起こるという教えで無秩序を防ぐというもの。

宗教で、神様がいつもみているから、悪いことをすると神様からの罰が下る、というものに近い。

 

これは現世で悪いことをしても、そのリターンというか、悪いことが返ってこない場合に、死んでから、来世で「悪い事が起こる」

ということでもあり、

前世で悪いことをしたから、今世では、様々な嫌なこと、悪いことが起きる。

という解析もできる。

 

■そもそも「悪い事」って何だろう?

そもそも。

疑問が出てくる。

「悪さ」って何だろう?

悪い事は人の迷惑になること、とされているけど、

人の迷惑、人が嬉しい、など、様々で基準がない「はず?」

例えば、これは迷惑だ!と言われている人殺し。

この人殺しも、戦国時代には、人を殺すことで英雄になることだってある。

だから、時代によって、いい、悪いなどがあり、

絶対的な「悪い」というのが存在しない、存在できない。

人間的に、「タバコのポイ捨て」などは、これは悪いなぁ~、と言われているようなことでも、

それもあくまでも「人間視点」でしかない。

部屋はきれいにするのが良いとか、そういったものも作られたものであって

絶対の正しさがない。

だから、絶対の悪もない。

じゃぁ、悪ことって一体なんだろうーー?

■悪いことの正体とは?

悪さというものは、絶対的ではない、と言ったけど、

なぜ悪い、いい、という概念が生まれたんでしょうか?

必要あるから生まれたんですよね、すべての概念って。

悪いという概念が生まれる背景は、無秩序を秩序化する、という言葉に

集約される。

そう、この世界は無秩序なので、秩序化するために、「いい」「悪い」という

概念を作った。

「悪い」という概念は、やらないようにしよう、というルールを作って

秩序化しただけのこと。

でも、ルールを作っても、それを破り秩序化するのが難しくなるので、

人間は「カルマ」という概念を作ってしまった。

そう、作ってしまった。

「カルマ」なんて、そもそも存在しない。

というか、存在するという認識によって、存在してしまう。

存在するけど、存在しない、という言い方のほうがしっくりくる。

「カルマ」というのは人間の集合意識が創り出した概念であって、

そう思ってしまうから、そのような結果が生まれるということにもなる。

結論:カルマは存在する

それは、人間がカルマがある、という人が多いので、それが集合意識に

イメージが蓄積されて、

カルマがある、という集合意識の概念の枠が作られ、それが現実化してしまう。

今のところ、カルマが存在する、という概念を創り出し続けた方が

人間同士の無秩序を秩序化するには、もってこいのGOODなイメージなので、

採用されているだけになる。

なので、今、この瞬間にカルマがない、という認識を持つことができれば、

カルマは実在しないし、

今、この瞬間にカルマが存在するという認識を持つことができれば、

カルマは実在する。

というあくまでも、人間という存在が、すべての存在をクリエイトしてしまう

神になる。