人間の99.9%は全員対人恐怖症なので安心してください。

人間の99.9%は全員対人恐怖症なので安心してください。

「人間の99.9%は全員対人恐怖症なので安心してください。」

このタイトルを見て、あなたはどう感じましたか?

「まさか!人が好きで楽しそうにしている人もいるよ」という声が聞こえてきそうですね。

そんな声が聞こえようが、人間の99.9%は全員対人恐怖症なんだ、ということを

自分は理解、納得、確信しているので、それを今日は語りたいと思います。

■人間の現在地

人間は、当たり前かもしれませんが脳を持っています。

脳はどんな機能があるんでしょうか?

それは単純に言えば、「分ける」という機能を持っています。

自分と自分以外の他者とか、音楽で言うなら「ド」と「レ」は違う音という風に分けます。

目で見ること、音で聴くこと、匂いでかぐこと、触感なども、

全部が一緒ではなく、「分けて」「違い」を感じ取る機能が脳味噌になります。

では、分けるという機能を持っていて、「違う」という認識を持つ人間の

特徴とは一体なんでしょうか?

それは、人間とは常に脳の機能が働くので、

「違い」「違い」「違う!」ということを確認するだけの生き物ということになります。

まったく一緒、同じを認識できないような機能になっているんです、人間は。

もし、まったく一緒だ、瓜二つで同じだ、という状況があれば、それを細かく見ていけば

結局は違いを確認することができます。

よく気が合うね、自分と同じ考えだよ、という仲のいい友人がいたとしても、

その言葉、単語のイメージを明確に確信してみれたら、全然違う、ということはよくあることです。

なので、人間は日々、日々、「違うね、あぁ違うね、それも違うね、これもあれも全部違うね。」

と違いを確認作業するだけの存在という見方もできるんですね。

■人間は違いしか認識できないので、どうなっちゃうのか?

人間はある意味、脳機能に支配されているという言い方もできると思います。

なので、人間は「違い」を認識し、自分がこの世界、宇宙、自然から置き去りにされた

孤独なたった1人ぼっちの存在なんだ、と認識してしまうことになる。

そんな孤独で寂しく、常に恐怖、不安を感じている人間という存在が、

なぜ紛争、争い、戦争が終わらずに、ドンパチいつまでも地球上でやっているのか?

それが、人間は安心、安全、幸せな状態には、そもそもなれない存在なんだ、と絶望することが

とても大事ですよね。

絶望のススメ。

人間の現在地が明確になりさえすれば、それを突破する解決策の道が見えてきます。

なので、絶望の奥の一点に、唯一の希望が隠されているんです。

人間の脳が生み出す分離、エゴ、恐怖、境界線。

これらが、戦争を生み出す、争いから生まれる恐怖、不安の根本原因だ、というのが理解、納得さえ

すれば、おのずと解決策へと向かう道筋が見えてきます。

これは「虎穴に要らずんば虎児を得ず」ということわざがピッタリですね。

 

■真逆に逆走行

真逆の概念。

これに気づくセンスのある人は、なかなかいませんよね。

希望や、夢、プラス、最高だ!という分かりやすい方向性に向かうのが人間です。

でも、絶望、根本原因、今までの真逆、というそっちの方向性に向かう人は

まずいないです。

けど、まさか!うあわー!そっち?

という人類が突き進んできた方向性と真逆に行くのが、真理の道なのです。(これは厳しく険しいなぁ。)

この真逆に行くことの難しさは、最近話題になった映画

レディプレイヤー1でも、メッセージとして発信されています。↓

 

https://www.bing.com/videos/search?q=%e3%83%ac%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%a4%e3%83%a4%e3%83%bc%ef%bc%91&&view=detail&mid=61B11C0E20A8CBA2D95261B11C0E20A8CBA2D952&rvsmid=9F54D43A57E46AA0C4289F54D43A57E46AA0C428&FORM=VDQVAP

ネタバレになりますが、映画の中で1つめの関門であるその答えは「バック」というメッセージ。

レースをするシーンがありますが、

このレースは前に、前に、前進、前進してゴールに向かおうとしています。

実は、この前進するというのは、現代で言うならば高さの幸せの象徴ですね。

その前進、高さの幸せじゃなくて、深さに本当の幸せがある、と人類は気づき始めています。

主人公のウェイドがレースでほかの人たちが前進するところを、1人だけバック、後方に向かって

走り出します。

真逆ですね。

これが希望、楽しい、感動、最高!とプラス思考で変化しようとする高さの幸せでは

人間は本当の意味で幸せになれないんだよ、というメッセージですね。

バックとは、人間の絶望、人が戦争するようなエゴ、分離意識。

それらがなぜ生まれるのか?という根本原因を探すという意味で、バック、真逆に向かう方向性になります。

つまりは絶望をみつけて、その中に希望を見出す、ということです。

■人間の絶望とは?

人間が絶望であり、人間がエゴの塊で、どうしようもない存在なんだ、ということを

まずは自覚する。

そして、それをそのままにして、プラス思考で変化させようとするんじゃなくて

なぜ、人間のエゴ、分離意識が生まれるのか?その根本原因は?

なぜ?

を追及し、その原因を明確にし、その原因に対して、明確にどうすれば

それが解決、クリアできるのか?というそこまでイメージ、理解しないと

人間は本当の意味では希望や、幸せになれない。

だから、基本的には人間はそんなエゴ、分離意識があるので、常に恐怖、不安を

抱えて生きているので、人と出会うときももちろん自信がない。

自信があるフリがある人が、世間一般で成功者と言われていますが、

それも実は、無意識では恐怖、不安を抱えていて、麻痺させているか、もしくは

分かっていても、それを言わず嘘をついているのか?2者択一になります。

なので、変な説得になるかもしれませんが、人類はほぼ全員、対人恐怖症なので、

安心してください。

ただ、人が好き♪という人も、無意識深くには、他人と自分は別という認識の脳で

この世界を見ている限りは、人のことが怖く、対人恐怖症なんです。

それを本当に理解できたら、人間の共通の限界である脳に支配、束縛された人生から

脱出ができるようになります。

なので、人間は脳という違いを認識する分離意識があるので、みんな対人恐怖症なんだ、と

いうことになります。

■まとめ

人間は99.9%は対人恐怖症だ。