人の話が聞ける5段階

人の話が聞ける5段階

前回のブログで、人の話が聞けるようになれば、相手のニーズが分かり、

そして、そのニーズを満たすことができれば信頼関係を得ることができる。

信頼関係を得ることができれば、信頼=お金になるので、自分の好きなことをビジネスにして

生活ができるようになる。

ということをお伝えしました。

こちら↓

 

個人事業主で「集客」に悩み人間関係、コミュニケーションスキルをUPしようとしている方へ

 

では、具体的に「人の話が聞ける5段階」という整理でまとめたものがあるので

それを今日はお伝えしたいと思います。

■人の話を聞ける一般的なイメージは?

よく人の話を聞ける人だな、とか、この人は人の話をまったく聞いてないな、とか。

その判断基準もバラバラです。

一般的には、人の話をよく聞く人は、言葉を聞き、そして「うん、うん。」と頷く人。

そして、私の話した内容を理解してくれている、と思った場合に、

この人は私の話を聞いてくれた、という定義をすると思います。

このレベルに関しては、言葉という音や文字を理解した、という1段階のレベルになります。

なので、人の話を聞けるという5段階でこのように整理してみました。

1、言葉、文字を理解する(一般的な人の話を聞ける定義)

2、考えを理解する(目や耳でキャッチできないので、質問することで可能になる)

3、感情を理解する(感情は本音の部分になるので、ここは「どんな気持ち?」と聞くことで理解できる)

4、イメージを理解する(相手の過去の経験からくるイメージなので、本人も気づかない場合がある)

5、アイデンティティーを理解する(個人、日本人、人間、存在、とそれぞれのアイデンティティーを理解するレベル)

 

1、言葉、文字を理解する(一般的な人の話を聞ける定義)

これは「今日の夕ご飯は何にしようかな?」とか自分が別のことを考えてなく集中して聞けば、

理解できるレベルですね。

 

2、考えを理解する(目や耳でキャッチできないので、質問することで可能になる)

この考えを理解するのも、実は超難しいですね。

何せ自分の思っていることを、そのままストレートに言ってくれればいいんですけど

特に日本人は、思っていることと違うことをしゃべったりするので、相手の考えを理解するのも

かなり難しいです。なので相手の考えを理解しようとしている人は、必ず確認の質問をします。

確認の質問をしない人は、100%自分の勝手な思い込みで人をこうだ!と決めつける人なので気をつけましょう。(笑)

3、感情を理解する(感情は本音の部分になるので、ここは「どんな気持ち?」と聞くことで理解できる)

この感情を理解することは、まずは自分が普段から感情を出すことをしてないと、感情を理解することは

難しいですね。常に出して、すっきりした状況じゃないと、中に溜まって滞ってしまうので人の話が

聞けなくなりますね。

それと感情に対するイメージの固定によっても人の話が聞けなくなります。

自分の場合は怒りを出すことはよくないことだ、という考えに固定されていたので、怒りを出す人がいると

その人を否定するわけです。

なので、相手の怒りの背景にある「悲しみ」「不信」の感情を冷静に理解できなくなってしまいます。

感情に出会ったときに、客観的にその感情に出会うことで、相手の感情を理解できるようになり、

その人の感情を聞けた、という状況になるんですね。

4、イメージを理解する(相手の過去の経験からくるイメージなので、本人も気づかない場合がある)

この相手のイメージを理解するためには、相手の0歳から12歳までに作られた、悩み、欲求のパターンを明確に

知ることができることが条件です。

これは自分の心を深く掘り下げ、自分の性格、キャラクターを明確に理解している状況になってないと

相手もそのレベルでみることができません。

自分自身の悩み、欲求パターンを手放して、客観的に相手と出会わないと、もちろん、相手のイメージを受け取ることが

できません。この4段階のレベルはカウンセラー、コーチングをやっている人でも理解不可能になりやすく、かなり

レベルの高い傾聴力が必要になります。

5、アイデンティティーを理解する(個人、日本人、人間、存在、とそれぞれのアイデンティティーを理解するレベル)

この5段階に関しては、ぶっちゃけ、存在を超えた悟りのイメージがないと、出来ない世界ですね。

私は人間だ、というアイデンティティーに固定されていると、存在を守るというエゴが発動して、自分と他者を分ける

分離意識が生まれ、そこから悲しみ、不信や恐怖が生まれて、その「恐怖」フィルターからしか目の前の人を

判断できないので、目の前の人とはまったく出会えなくなってしまいます。

■まとめ

今日は、人の話を聞く5段階、というテーマでお伝えしました。

何もテレパシーで相手のことが分かるとか言うことを言いたいわけではなくて、

基本は人の話しは聞けないので、

こうこうこうだった?と確認作業が必ず必要になるのに、それをしない、しなさ過ぎるので、

自分の判断は相手と一緒だ、とまずは思わないこと。

それを今日は、お持ち帰ってくれれば嬉しいです。