「我慢して自由になれない人間」という映画監督だったことに気づく

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■自分は昔、映画監督になりたかった。

それで人を動かすのがめんどいから、アニメという映像を使って

自分ですべてが思い通りにいく映画を作ろうとしていた。

それが、昨日、ある講演会に参加したときに「ふっと」降りてきたけど

自分はもう映画監督だったんだ、と思った。

そう、この世界の映画を作っている映画監督だった、という気づき。

■思考は現実化する、の意味

思考は現実化するというナポレオンヒルの本は擦り切れるまで読んだけど、

当時はまったく思考通り、それが現実化することをまったく自覚できてなかった。

それが、思考は無意識とつながっており、その無意識が人間の中にある感情、イメージだけではなく

地球が自転、好転する、銀河がある1点を中心に回っている、などというのも自分の無意識という

ことが分かると、初めて自分の思った通りにこの世界はできている、ということが腑に落ちた。

この体の守備範囲が「自分」と思った瞬間に、束縛、奴隷、閉ざされた窮屈な卵の中にぎゅっと

入り込んでしまう。

それが人間の実態なので、ストレス、プレッシャー、全宇宙の圧力、負荷、エネルギー、力が

卵という閉ざされた殻の中の人間に1点集中で襲い掛かる。

だから、人間は不幸であり、苦しみであり、十字架を背負った罪のレッテルを貼られ

生きなくてはいけない。

そういった閉ざされた卵の中に入ってしまっている、ということしか人間は認識

できないようになっているので、その閉ざされた卵がどうやって作られたのか?

なぜ存在しているのか?

それが分からない秘密になってしまっている。

■秘密の間から真実の扉を開く

人間は卵の中に閉ざされた存在とお伝えしましたが、卵の中が当然であり、当たり前の

世界なので、その中で喜び、幸せを感じようと一生懸命になる。

けれども、その卵の外の世界は1度も行ったことがないので、恐怖、不安もある。

卵の中に入っていると、そとからの親鳥の「つんつんっ」という刺激と、人間が外から

出るための同じく「つんつんっ」が同時に出会うときに、卵にヒビが入る。

自分は卵にヒビが入り、そこから外に出た瞬間に、

あぁ、卵に入って苦しみ、もがき、人生が四苦八苦だったストーリーから、

卵の外に出て、自由になる。

そんな映画の監督だった、ということを思い出した。

映画って、最初から最後まで、「へらへら」「ニコニコ」してストーリーが

展開していく物語なんで、詰まらなすぎて、見ないですよね?

絶望、苦しみ、悩み、限界、そして、そこから隙間をみつけて、希望、喜び、歓喜に

大反転するストーリーが映画をみてて楽しいですよね。

そんな映画の主人公であり、脇役であり、すべての登場人物が、自分で設置し、ストーリーを

考え脚本し、その物語を客観的にみる映画監督をしていたことに気づけた。

つまりはこの世界を設計している神のポジションが、自分だった、ということになります。

神様?

と聞くと傲慢に聞こええるかもしれませんが、実は、人間は神様を超えるというか、神様が

自分だったし、その神様の愛がどれだけ深かったのか?を理解するためのプログラムが

人間を存在させた理由なんです。

■私は誰で あなたも誰?

ここまで読んでみて、どう感じましたか?

よく分からなかったかもしれませんが、別の切り口でお伝えしますね。

人間という存在は、行動を必ずしますね。

手を動かす、足を動かして歩く、もしくは、考えを働かせる、感情を作り出す、などなど。

その中でも、一番最初に動かす大元のエンジンに当たるものは何でしょうか?

それは、考えとも言えますね。

考えて、そして行動する。

という当たり前の動きになりますが、この考えが行動を生み出すのであれば、その行動の

蓄積が人生になるのはこれまた当たり前ですね。

なので、考えが人生そのものに影響を与えるどころか、考えが人生とイコールになりますね。

なので行動することも大事ですが、行動する前にどんな考えが動いているのか?

その考えを知ることはとても大事じゃないでしょうか?

その考えを知ることが、自分を知ることであり、同時に目の前の人も知ることにも

繋がります。

自分は誰?あなたは誰?という疑問からの解放です。

■考えを司っているものは?

考えを知れば、行動も分かり、行動が分かれば、その行動の蓄積でどんな人生の未来が作られるのか?

それが分かりますね。

なので考えを知ることは大事ですが、あなたは

「考え」とは何ですか?

という質問に答えられますでしょうか。

この考えとは、単独では存在できず、必ず背後には質問が隠れています。

人間は1日に6万5千回をもする質問をしているそうですが、その質問に答えるというのが、

考えの機能でもあるのです。

質問がないと、考えもないのです。

なので、人間は質問し続ける生き物なのです。

子供が何でもかんでも、質問ばかりするのは、本来の考えの機能をまっとうしようとしている

本来の人間らしい生き方にも関わらずに、子供が質問すると、

親は正解を教えようとして、その正解が分からないと、「そんなことを考えても意味がない」と

無意識のエネルギーで子供の質問を封じ込めてしまいます。

なので、質問殺しを学校教育ではしているので、人間封じとも言えますね。

無意識でどんな質問をしているのか?

それさえ分かれば、それに答えようと、どんな考えが働き、どんな行動をするのか分かるので、

質問を追及するのはとても大事ですね。

■人間が答えるべき質問とは?

質問はたくさんありますが、どんな質問をすれば、人間が一番幸せに、人間が答えるべき

モノに出会えるんでしょうか?

実は人間の悩みはお金、人間関係、健康が一番大事にしているものではなく、

その背後に隠されている不安、恐怖の根源である

「私って誰?」というアイデンティティーの喪失です。

自分が分からない、その恐怖、不安が実は閉ざされた卵の中にいる状態なんです。

卵の中にいて、卵の外にでるための質問がないと、外に出れません。

その得たいの知れない恐怖、不安の正体が分からず、その恐怖、不安を解消するためには、

お金で、人間関係で、健康になれば、と思い込んでいるだけなのです。

たとえ、お金持ちになっても、全世界の人を友達にしても、超健康優良児になっても、

恐怖、不安は消えないのです。

なぜなら、卵の中に閉ざされて、自分が何者なのか?どこから来て、どこに行くのか?

それが分からない恐怖、不安に苛まれるからです。

人間が、これさえあれば、これを解決すれば、きっと幸せになる、と思い込んでいる、

それ自体が大きな間違いんですね。

質問が間違っているから、答えもこない。

正しい質問は、「自分は何者なのか?」になります。

あなたは、自分が何者なのか、それを知ることで、恐怖、不安の根っこを、根こそぎ

絶ち切り客観視することで、

恐怖、不安がなぜ生まれるのか?それを理解し、

自分が何者で、いったい何をしようとしていたのか?

それが分かるようになります。

そんな自分探しの映画を自作自演でしている映画監督でもあり、映画の出演者でもある。

そんな自分を発見したので、こうして発信している次第です。

■まとめ

人間のすべての悩みの根源である恐怖、不安は、自分が何者なのか知らない恐怖、不安になり、

その恐怖、不安はなぜ生まれるのかというと・・・・?

「自分が何者なのか?」その質問をしてない!という

そのことを気づかせるために、恐怖、不安が存在しています。

本来の無限の可能性である自分を忘れて、この現実世界である錯覚、虚構の中で留まって

しまうことを恐れ、それに気付かせるためのスイッチが、

「恐怖」「不安」になります。

私は存在する、という思い込みから、恐怖、不安が発生するので、

私は存在しない、という無限の可能性の本来の自分に戻ったときに、

初めて、質問がなくなり、それと同時に答えである考えも静かになり、

結果的に「恐怖」「不安」も静かになるんですね。

「我慢して自由になれない人間」という映画監督だったことに気づいた

ストーリーの話を今日はさせて戴きました。

我慢は卵の中に入っている状態で自分が何者なのか知らない恐怖、不安に苛まれている

状況になりますので、

早く卵から出る、そのきっかけになれば、と思います。