人の話が聞ける5段階
- 2019.01.21
- 我慢しない生き方
前回のブログで、人の話が聞けるようになれば、相手のニーズが分かり、
そして、そのニーズを満たすことができれば信頼関係を得ることができる。
信頼関係を得ることができれば、信頼=お金になるので、自分の好きなことをビジネスにして
生活ができるようになる。
ということをお伝えしました。
こちら↓
では、具体的に「人の話が聞ける5段階」という整理でまとめたものがあるので
それを今日はお伝えしたいと思います。
■人の話を聞ける一般的なイメージは?
よく人の話を聞ける人だな、とか、この人は人の話をまったく聞いてないな、とか。
その判断基準もバラバラです。
一般的には、人の話をよく聞く人は、言葉を聞き、そして「うん、うん。」と頷く人。
そして、私の話した内容を理解してくれている、と思った場合に、
この人は私の話を聞いてくれた、という定義をすると思います。
このレベルに関しては、言葉という音や文字を理解した、という1段階のレベルになります。
なので、人の話を聞けるという5段階でこのように整理してみました。
1、言葉、文字を理解する(一般的な人の話を聞ける定義)
2、考えを理解する(目や耳でキャッチできないので、質問することで可能になる)
3、感情を理解する(感情は本音の部分になるので、ここは「どんな気持ち?」と聞くことで理解できる)
4、イメージを理解する(相手の過去の経験からくるイメージなので、本人も気づかない場合がある)
5、アイデンティティーを理解する(個人、日本人、人間、存在、とそれぞれのアイデンティティーを理解するレベル)
1、言葉、文字を理解する(一般的な人の話を聞ける定義)
これは「今日の夕ご飯は何にしようかな?」とか自分が別のことを考えてなく集中して聞けば、
理解できるレベルですね。
2、考えを理解する(目や耳でキャッチできないので、質問することで可能になる)
この考えを理解するのも、実は超難しいですね。
何せ自分の思っていることを、そのままストレートに言ってくれればいいんですけど
特に日本人は、思っていることと違うことをしゃべったりするので、相手の考えを理解するのも
かなり難しいです。なので相手の考えを理解しようとしている人は、必ず確認の質問をします。
確認の質問をしない人は、100%自分の勝手な思い込みで人をこうだ!と決めつける人なので気をつけましょう。(笑)
3、感情を理解する(感情は本音の部分になるので、ここは「どんな気持ち?」と聞くことで理解できる)
この感情を理解することは、まずは自分が普段から感情を出すことをしてないと、感情を理解することは
難しいですね。常に出して、すっきりした状況じゃないと、中に溜まって滞ってしまうので人の話が
聞けなくなりますね。
それと感情に対するイメージの固定によっても人の話が聞けなくなります。
自分の場合は怒りを出すことはよくないことだ、という考えに固定されていたので、怒りを出す人がいると
その人を否定するわけです。
なので、相手の怒りの背景にある「悲しみ」「不信」の感情を冷静に理解できなくなってしまいます。
感情に出会ったときに、客観的にその感情に出会うことで、相手の感情を理解できるようになり、
その人の感情を聞けた、という状況になるんですね。
4、イメージを理解する(相手の過去の経験からくるイメージなので、本人も気づかない場合がある)
この相手のイメージを理解するためには、相手の0歳から12歳までに作られた、悩み、欲求のパターンを明確に
知ることができることが条件です。
これは自分の心を深く掘り下げ、自分の性格、キャラクターを明確に理解している状況になってないと
相手もそのレベルでみることができません。
自分自身の悩み、欲求パターンを手放して、客観的に相手と出会わないと、もちろん、相手のイメージを受け取ることが
できません。この4段階のレベルはカウンセラー、コーチングをやっている人でも理解不可能になりやすく、かなり
レベルの高い傾聴力が必要になります。
5、アイデンティティーを理解する(個人、日本人、人間、存在、とそれぞれのアイデンティティーを理解するレベル)
この5段階に関しては、ぶっちゃけ、存在を超えた悟りのイメージがないと、出来ない世界ですね。
私は人間だ、というアイデンティティーに固定されていると、存在を守るというエゴが発動して、自分と他者を分ける
分離意識が生まれ、そこから悲しみ、不信や恐怖が生まれて、その「恐怖」フィルターからしか目の前の人を
判断できないので、目の前の人とはまったく出会えなくなってしまいます。
■まとめ
今日は、人の話を聞く5段階、というテーマでお伝えしました。
何もテレパシーで相手のことが分かるとか言うことを言いたいわけではなくて、
基本は人の話しは聞けないので、
こうこうこうだった?と確認作業が必ず必要になるのに、それをしない、しなさ過ぎるので、
自分の判断は相手と一緒だ、とまずは思わないこと。
それを今日は、お持ち帰ってくれれば嬉しいです。
-
前の記事
個人事業主で「集客」に悩み人間関係、コミュニケーションスキルをUPしようとしている方へ 2019.01.21
-
次の記事
人間の99.9%は全員対人恐怖症なので安心してください。 2019.01.21
コメントを書く