人間の認識の歴史②

人間の認識の歴史②

前回、デカルト認識によって現代人は思い込まされている、とお伝えしました。

それはどういうことかというと、「精神」と「物質」に分けたということは、「物質」というものは「精神」とは関係ないという定義をしたことになります。

なので、どういうことが起きるかというと、物質である地球、太陽は自分の精神とは全く関係なく存在している。

という認識を人間が絶対基準にしてしまった、ということになります。

当たり前すぎると思いますが、その思考法も400年前に作られたものなのです。

この世界の物質は自分とは関係ないよね、という自分と物質を分けることは、物質、科学技術の研究、開発の発展に大いに貢献しましたが、人間の精神、心が置き去りになってしまったんですね。

つまりは安心、安全のイメージがくる繋がりというものを自ら立ってしまったことを意味します。

今のこの世界はデカルトの心身二元論からくる「分ける」「分断」する思考、社会、世界を形成しています。

人と人、地域と地域、国と国、という違うものと認識し、全体とは融合していなく孤独、寂しい、断絶社会というお金中心の世界観になってしまいました。

このままでは人間は幸せになれないので、分離時代から、今度は、融合時代に変化する大きなタイミングになりました。

これからの教育のベースは、繋がりです。

「精神」と「物質」は分けられないという量子力学的な思考を教育ベースに人は認識を変化していく必要があります。

こうしてみていくとデカルトは何て酷いことをしたんだ、と思いやすいですけど、全く違います。

分離、断絶、分ける世界をあえて経験し、そこから融合、繋がり、全体へと向かうプロセスがとっても大事で、そのプロセスを歩まなければ、

融合、繋がりの意味価値の深さが理解できません。

西洋の分離も科学という反復、再現性ができるというメリットを生み出し、そこに東洋の全体、繋がり、という認識を付け加えることで、

分離された部分と、繋がり、という全体が融合された、人間の認識のバージョンUPに西洋と東洋がお互いに貢献し合っているんですね。

話は元に戻して、量子力学の創始者的存在のニールボーアは量子力学を追求していった先には、

陰陽の東洋思想に行き着いています。

極と極が出会うことで、融合が生まれるタイミングに今の時代は出会っているのです。

では、量子力学的な認識とは一体どういったものなのか?

それについては、人間の認識の歴史③でお伝えします。

それでは、お楽しみに。