悟りのパワークエッション
- 2019.04.25
- 悟り(本当の自分)
昔、NLP心理学を学んでいる時に、アンソニーロビンズが言っていた、という人から教えてもらったものがある。
それがパワークエッション。
人間の考えは実は、質問に支配されいる。
「肉と魚どっちが好き?」と質問されたら、答えたくない人もいるけど、無意識にはどちらだろうか?と質問に対して、
答えようとする。
なので、人間と動物の違いは、考えることだけど、その考えとは
質問に答える機能を備えていることになる。
では、人間とは考える動物であり、その質問に答えるために考えはあるとしたら?
一体全体、人間は何に答えるために存在しているのか?
どんな質問に答えるために、人間が存在し、人間が考えて、そして行動するのか?
どうでしょうか?
分かりますか?
悟りの観点からみた時には、この質問に答えるために考えは存在し、人間は存在していると、明確に答えることができます。
それが、こんな質問に答えるために人間は存在しているんです。
これ↓
「あなたは誰ですか?」
そう、この質問です。
あなたという主人公は、誰ですか?という質問に答えるために
あなたは生きているんです。
答えられますか?
あなたは、どんな人間ですか?そして人間と認識するならば、人間とは何ですか?
その質問です。
こういった私とは誰だ?という認識主体にフォーカスするのは、西洋人の方が得意らしい、というのが最近、分かった。
東洋人は、人間とはどう生きるべきか?という「実践」というDoの行動の方にフォーカスする癖があることに最近気づいた。
実践する、主体にはなかなかフォーカスしないから、行動すればいい、何も考えずに実践、行動、実践、行動。
ごちゃごちゃ考えないで、まずは行動しよう、というスローガンが素晴らしいとされる傾向がある。
なぜ、そうなってしまったのかというと、これは東洋というか日本の特徴かもしれないけど、
戦後、日本の精神、感情、考え、論理などアメリカに全部奪われてしまった。
そこから自分で主体性を持って考えるということをしなくなってしまった。
だから、何も考えられず、行動をして、実践し、メイドインジャパンという物づくり世界ナンバー1になってしまった背景があると思う。
けど、人間たる所以が、質問に答えることであり、その質問は
自分とは何か?に答えるために考えが存在するので、行動よりもまずは、主体である自分を知る必要がある時代になってしまった。
というのも、人工知能の出現によって、人間が初めて自分たちよりも知能が優れている存在に出会ったしまったので。
かつてないほどの脅威なのに、それを自覚している人も少ない。
中途半端なプラス思考では立ち行かない問題になっているけど、それを解決していく、方向性が、
そもそも人間とは何か?という主体に質問を投げかて、そしてその質問に答えることになる。
人間が何故苦しむのか?何故悲しむのか?何故、何故・・・?
それは人間とは何か?自分とは誰だ?という質問に答えられないから苦しい、悲しい、悩むようになっている。
人間とは、人と人の「間」と書く。
手足、体の境界線が人間じゃなく、人と人の間にある空気、または非存在が、人間の実態になる。
本当の自分に出会うために、質問があり、考えがあり、悩みがあり、苦しみがある。
人間が生きている目的は、本当の自分に出会うためになっている。
なので、悟りのパワークエッションは、
この体が自分という存在が本当の自分じゃないならば、本当の自分とは一体なんだ?人間とは一体なんだ?
という質問をし続けることで、その答えが必ずくる。
質の高い質問によって、考えという答えが決まり、その日々、どんなことを考えているのか思考パターンが、どんな行動をするのかを決定してしまい、
人生をも決定してしまう。
あなたは、どんな質問を日々、蓄積してますか?
自分は自分とは何か?という質問をせずに、
自分が嫌われないためにはどうすればいいのか?という質問ばかりしてました。
そのために、建前や、相手に合わせる、相手に笑ってもらう、などなど、そう言った質問の奴隷になり本当の意味では自由じゃなかった。
人間は無意識深くに質問に支配されている。
その質問を発見し、そして、自分が望む、新しい質問を自分で作り上げよう。
もちろん、無限の可能性である本当の自分に出会った、あとで。
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