資本主義社会は若者の可能性を殺す

資本主義社会は若者の可能性を殺す

昨日は涙した。

今の社会に対して。

若者と話をしていて「やりたいこと」が

あるのに、それがいろんな理由で出来ない。

「やりたい気持ちはあるけど未来が不安で

一歩踏み込めない。」

そんな事を聞かされた。

昔の自分だったら「甘ったれるんじゃねぇ!」

「勇気を出してチャレンジしろや!」と

怒りを露わにして、その若者を否定、ジャッジ

していたと思う。

けど、社会構造の仕組みが見えた時に、

今の若者が置かれている環境を見た時に

資本主義社会の構造そのものが限界、悲鳴を

上げているのを理解出来た。

単純に努力、勇気、精神論で片付けられる問題じゃない。

それが資本主義社会に生きる大人達の成功モデルが

なく、どこに向かっていいのか?

その方向性、着地点が見えず、未来に不安、恐怖を

感じているんだと思った。

今までの幸せのモデルは、お金持ち、家を買う、いい車に乗る、素敵なパートナーと結婚して子供を授かる、などなど。

中には好きな仕事を好きな時にする、という成功モデルがあるように見えるけど、

実は、今の若者はそんな所に騙されない。

好きなこともない、という、ただ今を何とか

生きることしか考えられないような環境で

育てられてしまっている。

大人達が今の10代、20代、30代の若者に

勇気を出せ、チャレンジしろ、というアドバイスは

はっきり言って酷過ぎる。

今の時代背景や、今の資本主義社会、そして未来の社会、世界という大きな流れから

明確に時代、人類の方向性を誰も指し示してない中で、個人で何とかする、そんな時代は終わっている。