チャレンジしない精神を日本人は失っているが、どうしたらいいのか?

チャレンジしない精神を日本人は失っているが、どうしたらいいのか?

■自分はチャレンジできない

自分には恐怖、不安が内在していた。

何かアクション、行動するときに、必ずそれが生まれる。

それは具体的にどんな恐怖だろうか?

それは、アクション、行動するときに自分の中で、

正しくない行動をしている自分。

失敗して怒られる自分。

その2つのイメージが内在している。

 

その2つのイメージがあるから、チャレンジすることをしない癖があった。

だってそうですよね。

自分の行動、アクションが、すべて失敗であり、そして、行動したことはすべて怒られ、否定される。

という思い込みだとしたら、ふつうはチャレンジしないですよね?

そんな思い込みがあるので、人はチャレンジしない。

失敗する、怒られるという思い込みが無意識にあるので、それを無理やり、頑張れ、失敗なんか恐れるな!と

言われても、恐怖だから、不安だから、やりたくないものは、やりたくない、ということになる。

チャレンジしてやり続けていることができる人間は、

チャレンジして失敗しても凹むことが少なく、どんどんチャレンジし続けることができる人。

でも自分には恐怖、不安があったので、以前はチャレンジができない自分でした。

■失敗し、怒られるというイメージの裏には恐るべき存在が・・・

実は、自分も無意識にチャレンジしないのは、失敗したくない自分がいる。

そしてその奥には失敗することで母親に心配され、愛されるイメージがあるので、失敗することが

大成功にも関わらずに、失敗のイメージに恐れて何もチャレンジできない自分がいる。

しかし・・・

しかし、実は失敗したくない、というイメージの重畳、重なりがある。

それが、日本人としてのアイデンティティーという情報データが。

それが、日本人がアメリカに戦争に敗れた時の、「もう2度と熱くなるもんか」とか

戦時中は新聞などで「勝利、勝利」と歌っていて実は、日本が敗戦に向かっていた、という事実。

それがあるので、もう信じない、勝利なんかじゃないじゃん。

日本人が巨大な国であるアメリカに勝負したなんて、バカじゃないか、という情報がインプットされて

しまっている。

ちなみにうちの親父は、昭和19年に生まれて、「勝利」という名前であり、当時の新聞、ラジオなどでは

日本がアメリカに勝利している!と豪語していたが、それが実は勝利でも何でもなく、誇張だった、嘘だった。

ということを親父は戦争に負けて昭和20年に日本が勝ったのは実は嘘だった、と日本軍に騙された、という

日本の環境の情報を1歳のときにインプットされてしまっている。

そんな親父のDNAを引き継いでいる自分なので、

どうせチャレンジしても、失敗して、負ける、というイメージも入ってしまっている。

戦後に日本がアメリカに負けて、そして、バカなことをやったんだ、もう2度と熱くなるもんか、とか

罪意識を受け付けられて、何も表現できず、何もチャレンジできず、典型的な今の日本人である、

自分の主張、意見を言わず、熱く何かにチャレンジする人をみると、バカにする傾向になってしまった。

そんな日本人。

■日本歴史と感情はつながっている

そういった戦後の日本が受けた教育は、今の自分たちの感情にしっかりと根を張って生きている。

どうゆうことかと言うと、人間は感情で決断し、行動をするので、行動しない、チャレンジしないのは

実は感情が毒されているからに他ならない。

その感情は、0~12歳で、感情、考えのパターンが形成されると言われているが、実のところはその前から

両親、そして両親が生きてきた環境からくる情報によって、自分の感情にめちゃくちゃ影響を与えている。

それが、日本が戦後にアメリカの教育によって作られた「罪意識」悪いことをやっちゃたんだ、というもの。

それが最近、自分の中で明確に意識できるようになった。

それが、無意識深くに自分は罪意識があり、何をやっても自分が悪い人、悪いことをやっているんだ、と自覚できた。

それが個人の経験、知識じゃなくて、日本人が戦後に受け付けられた罪意識だ、と自覚ができた瞬間があった。

自分が何かを行動するときに、自分のやることはすべて間違っている、という声が聞こえてきて、

ブレーキを踏む、そして何もやらない。

自分がやる行動のすべてが、間違っていて、そして、それに対して怒られる、という恐怖。

実は、この間違っているという感覚は、戦後、日本が全世界に対して戦争で侵略した悪い国だ、というイメージであって、

そして、何かアクション、行動すること自体が、もうすでに悪い国の人なので、いいことやろうが、何をやろうが、

もう、行動、アクション、すべてが、悪いことで、否定されるし、怒られるという強烈なイメージがあった。

その悪いこと、否定される、怒られる、というイメージが、無意識深くには、原爆を2つも落とされたことに

も繋がり、

悪いことをしたから、原爆を落とされた。

というイメージもインプットされてしまった。

強烈。

でも、今考えると、それがよくわかる。

日本人は全部が全部じゃないと思うけど、全体的には

特攻隊をやるような命を超越したすべてはつながっているという独特の感覚を持っているので、

とても強い存在。

だから、欧米列強からすると、とても脅威になるので、2度と自分たちに逆らわないように、

徹底的に、悪いことをした自分たち、何かアクション、行動をしないように、表現を殺され、チャレンジすることを

しないようなマインドを植え付けられたり、と。

いろいろと、めちゃくちゃ強い日本人を骨抜きにするような、教育プログラムを7年間も受けてしまった。

なので、今の日本人はその教育プログラムで、自分はできない、自分は罪深い存在だからチャレンジしても、悪いことをした、と叩かれる存在だ、と思い込まされることに大成功してしまった。

■日本が今からどこに行く?

そういった日本人としての罪意識の情報がたっぷり入ってしまったので、それに気づく人は

本当に少ない。

というか、気づきようもないから、仕方がない。

まさか、歴史と今の自分の感情、決断、行動が繋がっているなんて、思いもしない。

じゃぁ、それに気づいたら、どうすればいいのか?

それに気づいたら、まずは、あぁ、個人の問題じゃないんだなと理解し

そして、それだけ「してやられた」悔しさに涙する。

以上。

という簡単だけど、変な感情?を蓄積することをお勧めします。

変な感情って言ったけど、これはすごく大事なことで、感情を奪われてしまった日本人なので、

なぜ、申し訳ない、ごめんなさい、存在して本当にすみません、という小っちゃいアイデンティティーなのか?

それを明確に理解することはとても大事であって、その悔しさ、涙を蓄積して、エネルギーに変えることが

できるんです。

悔しさ、涙、という想いが蓄積されると、一挙に爆発します。

臨界点というのは必ずあるので、それが爆発し、エネルギーを発散する段階にきます。

それをエネルギーにして、自分のやりたいこと、モチベーションを高める、そして、決断、実行する。

今の日本人は悔しさ、涙がなさ過ぎて、なかなか、エネルギーが生成されず、何やっても

エネルギーが小っちゃい。

日本人の悔しさ、涙、その想いが、もう2度と嫌だ!こんな屈辱は!という爆発したエネルギーによって

行動、モチベーションを高揚させ、実践力、行動力に繋がるんですね。

だからといって、アメリカを恨めとか、原爆落とされたから、同じように原爆を、とか、そうゆうことじゃなくて、

この社会、世界をよりよい方向性に導いていくためのパワー、エネルギーにしてほしいと思います。

■エネルギーをどこに使うのか?

自分の場合は、日本人の悔しさ、涙を日本から全世界に和心という教育を広げていくことに

エネルギーを使っています。

モチベーションというのは、マイナスと、プラスのギャップによって起きるので、

その日本人の悔しさ、涙のパワーは、強烈なので、それによって、全世界に影響力あるエネルギーを

与えることができるのです。

たとえて言えば、欧米で悩み苦しんでいるテロ問題。

イスラムの人たちがテロ事件を起こしていますが、イスラムの人たちは国に原爆は落とされてません。

日本が唯一、人間にしちゃいけない原爆を2つも落とされています。

そんな被害者の国であるにも関わらずに、アメリカに対して、テロが起きてません。

その姿、姿勢、態度、そしてそこからくるすべては繋がりあっているという和心の教育を

イスラムの人たちに伝えることができるのが、唯一日本人だけです。

人によっては平和ボケの日本という人もいますが、実は、平和ボケの背後には、ものすごい何でも受け入れる

広い器のある日本人がいるんですね。

そういった「あり方」を教育体系化したものが、日本で生まれているので、それを全世界に発信していくための

自分は、エネルギーにしています。

日本人の悔しさ、涙を。

■まとめ

日本人がチャレンジしない、失敗を恐れているのは、少なからず、戦後の罪意識教育が影響している。

だから、個人の問題ではなく、それは日本人としての悔しさであり、深い涙であることを

自覚して、それをエネルギー、パワーに変えよう。