お金とアイデンティティーの関係性とは?

お金とアイデンティティーの関係性とは?

自分は昔はお金を稼ぎ、億万長者になりたいと願っていつもビジネスセミナーに通っていた時期がありました。

いくらつぎ込んだのか分かりませんが、うん百万円使い借金だらけになってしまいました。いろんなビジネスをやりましたが、途中で挫折、諦め、そしてまた次のビジネスをし始める。

そんなことばかりしていたので、いつの間にはお金儲けマニュアルコレクターになってしまって、知識だけがあり、実際にお金は全然稼げない状態までに。。

知識はあるけど、実績がない。お金を稼ぐ知識があるけど、実際にお金を稼ぐ実績がない。これは雲泥の差があるけど、なぜかその差を埋めることができずにいた。

なぜだ?なぜなんだぁー?

頭では自分が作っている、この世界であって、誰のせいにもできない。

のは分かっている。分かっているけど、どうしても会社、国の仕組み、誰々がちゃんとやらないから!と自分以外の外を否定する。

もちろん、自分自身の不甲斐なさにもジャッジする。

よく、自分が本当に駄目人間だ!と強烈な否定で、1秒でも早く死にたい、と言っても死ぬ勇気もない自分に対して、自分の顔面をガンガン、拳で殴っていた。

そして布団にくるまって、よく分からない叫びを叫んでいたりもした。

絶望、希望が全く見えない未来に対して、死んで楽になりたい、ばかり思っていた。

そんな廃人状態だったので、周りからも心配され、いろんな言葉をかけてくれた。

中でも2つ、この2つの言葉がインパクトを持って、何とか助けられたように思う。それは、この言葉。

「お金に自分の尊厳は負けちゃ駄目だよ、お金がある、ない、それでも尊厳だけは諦めちゃ駄目だ。」

「周りの評価で自分を決めないで、自分の評価は自分で決めるんだよ。」

この言葉に救われて、何とか自分は今の生きている。(もういつ死のうかと絶望を感じていたので本当に仲間に救われている。)

そしてこの言葉は聞いて、ある自分の尊敬するメンターの言った言葉も思い出された。それは、この言葉。

「いつも、ユタ(自分の名前)は、周りの風を利用しようとするからコケるんだよ、自分で自ら風を作って自分で飛んでいくんだよ。」と。

この周りの風を利用しようとするのは、自分以外の人や環境のせいにする、依存する。自分があたかも被害者のように。

つまりは、自己否定、他者否定、環境否定をする人間の脳の機能にがっつり掴まれてしまうこと。

人間は誰しも無意識に誰かを否定するようになっている。

けど、誰のせいにもできず、自分で自分をどう思うのか?それが全てに世界を決定する。

自分が貧乏で、借金まみれになり、生活できることすらできなくなった限界を感じて、そこから気づいた世界ですが、

自分で自分を決める、その決めた自分の人生を歩むということが見えてきた。

それが、自分はどうせ貧乏なんだ、自分はどうせお金は稼げないんだ、という強烈に思い込んでいるアイデンティティーがあった。

自分は駄目だ、自分は惨めだ、自分は貧乏だ、自分はお金を稼げない、という自分に対する決めつけ。

その決めつけが自分の人生を決定づける。

自分の自己価値が、そのまま自分のお金と直結する。自分は無意識にお金をもらうことに抵抗があったけど、

その抵抗が自分で決めた貧乏アイデンティティーとは違うから、抵抗値が生まれることが分かった。

全ての現象は、全て自分自身で自分をどう思うのか?それで決定されてしまう。

これは、本当。

どうあがいても、どう考えても、これは自分とは関係ないだろう?と思っていることでも、全ては自分で自分をどう思うのか?それで決定してしまう。

この地球上で戦争が起きることも、貧富の格差、環境問題、人種差別、これら全ては自分で自分をどう思うのか?で

生まれてしまう問題なんです。

え?

そんな範囲までも?

そうです。

実は全ては自分で作っている宇宙、世界、社会なんです。

このことは深い世界の話になるので、また次回話したいと思います。

それでは、また。