小学3年生でも分かる「世界はなぜ存在しないのか?」マルクスガブリエル
- 2019.01.02
- 神々のメッセージ
■哲学書では異例のバカ売れ商品
哲学書としては異例の30万部?だったかな。
売れまくっている本がある。
その名も、「世界はなぜ存在しないのか?」
マルクスガブリエルか書いた本になる。
マルクスは、哲学をなるべく分かりやすいように
伝えることを心掛けたみたいだね。
マルクスは、「なぜ世界は存在しないのか?」
という質問を投げかけているけど、
これは一体どうゆう意味なのか?
それは、例えば、ふつーに人間が見ている世界がある。
赤いマーカーがある。
という、いつも通り見ている「見え方」。
このマーカーが絶対に、手のひらの上にあって、
色も赤で、大きさも手のひらの上に乗る
「20センチ」の大きさとして見ている、とする。
それが全体じゃないよ、と投げかけてる。
全体を見ているんじゃなくて、一部分を見ているから、
マーカーは、赤、20センチ、てのひらの上にある、というのは正しくない。
と言っている。
ん?
ちょっと分かりずらいかもしれないので、別の角度から。
例えば、電子顕微鏡並みの精度の高いメガネを
生まれた瞬間から、ずっとかけている人がいるとする。( そんな人はいないけど、空想ね。^_^)
その人が、その赤いマーカーを見たときに、
ふつーの人間がみる「赤」「20センチ」「手のひらの上」と見えるだろうか?
答えは、見えない。
分子、原子で見えてしまうので、色も、形も、そこに存在している、ということも、
ふつーの人間が、見ている世界とは違う世界を
見ていることになる。
マルクスが投げかけている
このメッセージは、ふつーの人間が見ている世界と、
電子顕微鏡メガネをかけている人が見ている世界。
この2つの、どちらが正しの?
という問いかけにもなる。
あなたは、どっちが正しいと思います?
■人間は全体を捉えることは出来ない
人間がふつーに見ている世界。
さっきも言ったけど、赤いマーカーを見る人間。
誰もが1本で見えるかもしれないけど、
それは人間の目で見るから、そう見えるだけなんだ。
と、マルクスは言っている。
人間が「目で」見ている世界は、絶対に正しく、
真理そのもので、全てを、全体を捉えているという
強烈な、強烈な思い込みが強い人は、
「なぜ世界は存在しないのか?」の本は
何を言っているのか、さっぱり分からないと思う。
単純に、ふつーの人間か見る世界と、電子顕微鏡メガネをかけている人が見る世界は、違う。
この2人は、見ている世界を共有できない。
全体とは、例えば将棋の台をみて、全体を捉えてることができる状態。
例えば、
顔を近づけ過ぎて、将棋の駒の「金」だけしか見えない、ふつーの人間と、
同じく顔を近づけ過ぎて、
電子顕微鏡メガネをかけている人が将棋の駒の「歩」だけしか見えない。
そんな状態で、2人が話をしたら喧嘩になる。
「金は、斜めに行けるから!」
「いやいやいや、歩は、前にしか行けないし。」
「歩って?何それ?バックも出来ないって、めちゃくちゃだな、おい。怒」
話が噛み合わなさすぎて、喧嘩しか起きない。
なので、マルクスは、人間は将棋の台全体を見れなくて、
1つの駒の動きだけしか見れない。
それは、部分しか見えないので、全体性(将棋の台)を見ることは出来ない。
だから、世界というのが全体性である
将棋の台にあたるので、
世界という全体性を見ることは出来ないので、
世界は存在しない、と言っている。
■まとめ
なぜ世界は存在しないのか?と投げかけている。
それは、人間が全体という、世界をキャッチすることが、そもそも、不可能だから、と言っている。
だから世界は存在しない、ということを語っているが・・・
「なぜ世界は存在しないのか?」という問いについては、答えてない。
この本の正確な問いは、
「人間はなぜ全体を捉えることができないのか?」
という質問にかろうじて、答えているに過ぎない。
なので、「なぜ世界は存在しないのか?」の質問に
正確に答えるためには、
「なぜ世界は存在しているように見えてしまうのか?」
という問いに答えれないと、答えることは出来ない。
なので、まとめると、世界を見ているのは人間なので、
「人間とは一体なにか?」
という質問に答えられることが、この哲学書の言わんとしていることが、もっと鮮明に、もっと理解出来るようになる。
なので、次回は人間とは何か?というテーマで
語りたいな、と思います。
それでは、また。
-
前の記事
スティーブジョブスは毎日同じTシャツを着ていた?2019年・目標計画 2018.12.31
-
次の記事
この世界は全てカルマ(因果)の法則に掴まれてしまっている。 2019.01.04
コメントを書く