時間管理できない自分を認識することが最高のタイムマネジメント

時間管理できない自分を認識することが最高のタイムマネジメント

■朝目覚めた瞬間

朝、起きて9時半。

朝、5時半に起きて、自分の時間を有効に使うはずが・・・

罪の意識に苛まれる。

そんなことってありませんか?

つまりは、朝、5時半に起きる○で、朝、9時半に起きるが×

そんな判断基準。

なぜ?

■時間に縛られている人間の正体とは?

別に朝、5時半だろうが、9時半だろうが、お昼の2時過ぎに起きようが、何も罪意識を感じなくても

いいのに、なぜ?罪意識を感じてしまうのか?

せっかくのお休みなんだし、せっかくだから有効な時間を使いたい。

という考えはよく出てきますよね?

じゃぁ、なんで時間を有効活用したいと思うのでしょうか?

有効活用した先に、どんな自分になりたいと思っているのでしょうか?

それは例えば、朝早く起きて英語や経済を勉強して意識を高めて、能力のある自分になりたい。

そう、能力のある自分になるために有効な時間を使いたいと思うからじゃないでしょうか?

朝早く起きて、自分の能力が高まるような時間を有効に使いたい。

だから、朝、グダグダ、うだうだ、とテレビを見て何もせず、ぼーとしていたとしたら、せっかくの

お休みを何も生産を産まずに、自分の能力が1ミリも高まるようなことをしなかったとしたら?

なんとなく恐怖、不安を感じません?

■自分の能力UPすることの背景とは?

朝、起きれず、お昼過ぎに起きて、そしてグダグダ、うだうだとTVをみて、そして1日が終わってしまう。

とするならば、自分の時間を有効に使ってなく、自分の能力が全然バージョンUPが起きてないと感じ、

すごく凹む。

なんてことはよくあると思います。

自分も以前は、そうでした。

常に、常に、自分の能力をUPして、自分のスキルを磨いて、自分の知識を増やして、などなど、

自己啓発オタクでした。

前に、前に、もっと高く、もっと上に、もっと自分を鍛えて、もっと自分に向上心を持とう!と

ガンガン、イケイケ、自己を高めることばかりしてました。

しかし、これが・・・

自己じゃなく、事故になっていたとは。

そう、事故を高める、ということになっていることを知らず、前進、自己啓発中毒患者になっていたんですね。

■自己啓発中毒患者の真意は?

そうやって自己啓発中毒患者だったので、まる1日、お休みのときに、何もしなかった、なんてことは

自分の中ではありえなかった、わけです。

自己価値を高める行動をし続けないと死んでしまうような状態です。

実は、時間管理をして、自分のスキル、自分の価値高めるための勉強をするという行為には

その背景があります。

それは自己価値を高めたい、自己価値を高めたい、と自己啓発をする前提には、

「私は自己価値が低いんだ」というアイデンティティーが存在します。

だから、私は自己価値が低いから、私は自己価値を高める。

という単純な、原因と結果の方程式が導き出されます。

■自己価値が低いと何が問題なのか?

自己価値が低いから・・・

という自分が存在しているので、自己価値を高めるために時間を有効に使おうという

行動になるわけです。

じゃぁ、そもそも自己価値が低いとは?それがたとえ、自己価値が低かったとしても一体何が問題なのか?

それを考えてみましょう。

自己価値が低い自分とは具体的にどんなイメージでしょうか?

自分の場合は、バカで要領が悪い、と強烈に思い込んでいた。

だから、バカで、ドジで、何やってもスムーズにいかず、いわゆる段取りが悪いから、

まわりの人から否定される。

そんな自分でした。

なので、バカで要領が悪くて、段取りが悪い自分が嫌だから、

天才で、要領がよく、段取りがスムーズにできる、

いわゆる「できる男」「そつなくこなす人」「余裕かまして、何でもできる人」

そんな自分になりたかったので、時間を有効に使い、自分の能力を高めて、

できる自分になりたかったんです。

■できる自分になるための行動が、実はできない自分になるための行動に?

そうやって「できる自分」になるために、時間を有効に使おうとして、朝早くに起き、そして

自己を高めるような行動をしようとしていた自分がいたんですね。

けど、それは、できる自分になるためには、できない自分という存在を強化してしまうことにも

「その時は気づかずに・・・」いたんです。

さっきお伝えした、自分はできないから、自分はできるようになりたいという因果の方程式です。

できる自分になりたい!という欲求の出発、つまりはアイデンティティーは、

私はできない、というものです。

なので、できる自分になりたい!という強烈な思いで行動、実践し続けると、その奥に潜んでいる

アイデンティティーは、「私は、できない」というイメージを蓄積してしまうんですね。

これは本当に本末転倒であって、願望があることで、その願望どおりにいかないという

矛盾を抱えて生きているのが人間になるわけですね。

■因果、カルマの法則は存在しないけど、人間はそこにはまる

今までお伝えした内容は、原因と結果という相対世界のことをお伝えしましたが、

因果、カルマとも言い換えることができると思います。

中には、因果、カルマなんてものは存在しない、という人もいますが、「ない」という認識ならば

それは「ない」というのも頷けますが、

基本、人間は因果、カルマに、どうしたって掴まれてしまうのです。

それは先ほど自分のことでお話ししたように、

バカで、要領が悪く、できない自分というアイデンティティーがあることで、

その反対である、天才、要領がよく、できる自分になりたい、という願望が生まれます。

願望が生まれますが、それは叶わない夢物語になりますね。

だって、そもそも、ベースが、自分がバカだ、というアイデンティティーがあるのですから。

■アイデンティティーを理解することは難しい

自分はバカで、できない人間だから、天才で、できる人間になりたい、とずっと思ってました。

そうやって自己啓発中毒患者になっていたんですけど、

それが思い込みだった、ということに気づいた瞬間があったんですね。

それを紹介しますが、まずは、自分がバカ、できない、ということ自体が、思い込みだったんですね。

というか、思い込まされたというジャンルではなく、「自分で思い込んだ」というほうが正しい表現かも

しれないですね。

絶対的に自分はバカだ、自分は出来ない、自分は要領が悪い。と強烈に思い込んでいた。

それが実は・・・

自分の中でメリットがあるから、そう思い込んだ、ということに気づいたときは、

まさに唖然!としました。

それはどうゆうことかというと、自分は、わざとバカになり、わざと出来ない自分になり、わざと要領が悪い自分を

演じていたんです!

わざと、自分の意思で、バカになり、ドジになり、できない自分を演出し、要領が悪い自分を演技してたんです。

え?

なぜ?

そんなことを・・・

とビックリ仰天するのは無理もありませんが、実は、自分のさらに深い無意識のアイデンティティーに

私は哀れで、みじめで、何もできないおバカさんな自分を選択することで、

母親に「大丈夫?」と、かまってもらい、愛される、という強烈な思い込みがあることに気づいたんです。

■時間管理できないのはすべてがアイデンティティーで決まる

今まで文章を読んできて、どう感じたでしょうか?

ちょっと軽く整理してみますね。

朝、9時半に起きて、罪の意識を感じた。

これは自分の能力を高めて「できる自分になる」有効な時間を使ってない、という罪意識だった。

出来る自分になるという思いは、できない自分がいることに気づいた。

そして、できない自分というのは、自分で演技をしていることに気づいた。

なぜ自分で「できない自分」を演技しているのかというと、できない自分を演じることで

母親から「大丈夫?」と心配され、かまってもらい、それが愛情をもらっている、と思い込んでいた。

という、簡単な整理になります。

つまりは、自分はできないバカだ、という演技、思い込みをすることで、愛される、というイメージが

一番無意識深くにあるのに気づいたんですね。

もっと簡単に言ってしまうと、

自分は愛されてないから、愛されるために、できない、バカな、要領が悪く、みじめで、情けない自分を

演じていた。

それが自分の人生だったんですね。

この無意識深くにあるアイデンティティーに気づかずに、できない自分が嫌だから、できる自分になりたい!と

自己啓発中毒患者になって、できる自分に、できる自分に、要領のいい自分になる!と

頑張って、頑張って、頑張って、行動、実践しても、結局は、できない、要領の悪い自分を変化することができずに、

挫折し、凹み、それでも「できる自分になりたい!」と思い、諦めずに、また同じ行動を繰り返す。

でも、結局、失敗する。

よく世間一般的に、諦めないでやり続ければ成功するということを言いますが、やり続けること「自体」が

難しいんですね。

なぜかというと、それは自分のことが分からずに、実践、行動するからですね。

昔の自分のように、できない自分を選択することで愛されるという無意識の強烈な思い込みがあり、

それを知らずに、表面的な意識化で、できる自分になる、できる自分になる、と頑張っても、

無意識深くには、出来ない自分の方に愛される、というメリットがあるので、そこに引っ張られてしまい、

結果的には、出来ない自分という結果に終わるのです。

 

なので、時間管理ができないのも、出来ない私を演じる、という大成功な結果になるんですね。

意識では時間を有効に使おうと思っても、無意識では時間管理出来ない自分になろうと、しているんですね。

■人間は思い通りになっているということの本当の意味とは?

どうでしょうか?

実は、人間とはすべてが思い通りになっているんですね。

自分の例で言うならば、できない自分になって、できない結果を生み出して、大成功です。

問題なので、無意識に自分が思っているイメージを、意識化できてないことです。

以前の自分もまさか、無意識に「出来ない自分になろう!」という決断があり、

出来ない自分になることで、愛されるというイメージがあったなんて、知らなかったです。

よく無意識に自分が思っていたことが現実化する、ということが本や、セミナーなどで

語られていますが、

無意識の自分を発見する方法が、なかなか、ないのも現実ですね。

自分の場合は、nTechという認識技術というものを使い、人間とは何なのか?ということが

理解できたので、結果的に、自分という存在の意味、価値も分かったので、

無意識にある、愛されたいから、できない自分を演じる、ということが理解できたのですが、

世間一般的には、なかなか表面的なことしか考え、感情を掘り下げることしかできずに、

難しいな、とは感じてます。

人間はすべてが思い通りになる人生だ、ということを理解するには、自分の無意識のパターンを明確化して、

知識として知っているというレベルでは日常では応用、活用ができず「自分のリアルな感情」「自分のリアルな考え」と

行動パターンとつなげて、あぁ、本当に自分のパターンは、同じことの繰り返しだ!と

納得、確信、理解することが大事ですね。

この世界は知識に満ち溢れていますが、

知っているは、何も役に立ちません。

自分の実践、行動とつなげて、自分ごと、として、理解、納得、確信することが

本当の知を活かしていることに繋がりますね。

あなたは、自分の癖、パターンを知っていますか?

知らないのでしたら、ぜひ、まずは自分のパターンを知ることから始めてみませんか?