人間は生まれてから1度も選択したことがない?

人間は生まれてから1度も選択したことがない?

■人生は01の選択だ

人生は単純に、デジタル、コンピューターと一緒で、「0」「1」という

2つの選択肢を選ぶ「だけ」になると思う。

0は、放棄で、1は選択。

01010101010111110 と昔、マシン語でちょっと勉強していた時のことを

思い出した。

0がオフで、1がオン、になり、電気が走るか、電気が走らないか、という2つの選択を

し続ける。

もっと人間的に言うと、「これやらない」という放棄と、「これやる」という選択の

連続が人生になると思う。

けれども実は、人間は選択しているようで、選択していない。

実は「おぎゃー!」と生まれた瞬間から、すでに長い人類の500万年間の歴史で作り上げられた

価値判断や、これが正しいという常識、規則がすでに存在していて、

そこから選択をするしかないのです。

自分という個人の意思決定など1つもないんです。

えー!

「自分自身で主体性を持って意思決定しているよ」と言う人がいるかもしれませんが

残念ながら自分という個では意思決定しているようで、実は全然してません。

残念ながら。

けれども意思決定できることもできるのが人間です。

その自分自ら意思決定する、できるためのキーワードが、人間を知ることになります。

人間である自分が「人間とは何か?」が分からず、人間は全体を捉えられない脳の機能上、

部分だけを認識することで宇宙が誕生し、銀河系、太陽系、地球、植物、動物、人間と変化してきた、その全体像も分からず、何が、どう?なぜ生きるのか?も分からず迷子になり、

恐怖、不安がボコボコ生まれます。

そんな状態で正常な判断や、意思決定ができるでしょうか?

例えて言えば、両親が突然亡くなって、マグニチュード7の直下型地震が起きて、火事が起きている状況で、

「今年の経費が備品購入のところで、30円足りないんだけど、どうしたらいいですか?」

と判断してほしい、と要求されたらどうですか?

いろんな最悪な出来事が重複して頭がパニックになっているとするならば、

そんな状態だと正確な落ち着いた判断なんか、まともな選択なんか、できないですよね?

これは極端な例ですが、人間として生きているのに、人間が分からないということは、

恐怖、不安でしかないので、人間はまともな選択、決断が出来ないのです。

■人間は恐怖、不安を持っている存在

人間は常にこの瞬間から、恐怖、不安を抱えています。

その証拠に、「何のために人間は生きているんですか?」と質問すると、「人間は楽しむために生きている」と答える人が結構います。

その「楽しむため」と答える大前提が、「人間は楽しめてない」からの出発になるので、

無意識深くには

「人間である私はなぜ生まれたのか?」「なぜ生きるのか?」「なぜ人間は存在するのか?」という

質問をしていて、その答えが「分からない。。。」「分からないから、何をしていいの?私は?」

という恐怖、不安が内在しているんですね。

それを見ないように、麻痺させて、無理やりプラス思考で楽しさを作り出そうとしていたのが

人類史でもあります。

■人間とは何か?が分かると、どうなるの?

人間という私は一体なにもの?

という「人間とは何か?」という質問に明確に答えられるときに、恐怖、不安がどうやって

生まれてきたのか明確に分かります。

恐怖、不安は、自分という個を存在させて、自分以外の存在を存在させて

その両者間で、自己否定、他者否定をするように自らプログラミングをしていたんだ、という

ことが理解、納得できるようになります。

イライラ、もやもや、怒り、むかつくぅーっ!

そんな感情が生まれるように仕掛けられて、それが仕掛ける側が、本当の自分だった、と

気づいたときに、

もうギャグでしかない。

笑うしかない。

自作自演の劇だったなんて。。。。 と肩の力が抜けるどころか、自分という体全部が

溶けてなくなってしまうぐらい、力が抜けてしまう。

そして、「人間とは何か?」が分かることで、

この世界が全部自分で作っているのも分かり、例えば目の前の「ムカつく人」も、自分が

キャスティングして登場させた自分の意思であり、自分がわざと「偽物の自分」に対して

「ムカつかせる」という気づき、愛を与えていることに気づけるようになります。

■意思決定の仕組み

このように人間とは何か?それが分かると、すべての世界は自分が作った映画のスクリーンの

ような感覚になり、正義のヒーロー、悪役、おっちょこちょいの憎めないキャラ、など自分で

配役を設定して、映画を作っているのが分かるので、

自分で配役を決めるという意思決定が初めて出来るようになります。

この人間の脳では絶対に認識することができない全体像を認識できるようになると、

考えが静かになります。

人間は、「どうしよう。(汗)」「どうしよう。(汗)」「やばい。(汗)」「やばい。(汗)」と

自己否定、他者否定をする考えが出るようになっているので、

それを何とか食い止めようと、そんなマイナス感情が出ないようにしようと、頑張っても、頑張っても

止まらないし、考えがどんどん出てきてしまう。

なので、人間の本質的な悩みというのは、考えをコントロールできない、というところに集約されます。

それが「人間とは何か?」が分かると、もう、わざとイライラ、むかむか、ぷりぷり、とする必要が

なくなり

(※ 実はなぜ人間は思い通りいかずイライラが出るように仕掛けられているのかは、「人間とは何?」という質問に答えてくれよ!というメッセージなので、「人間とは何か?」

それが分かれば、イライラ、怒りが勝手に出てきてしまう感情の奴隷から、感情を自らの意思で

選択できるようになります。)

初めて、自分の意思で選択ができるようになります。

■まとめ

「人間とは何か?」それが分かれば、全体像がみえて、自分が分かり、自分が何をしていいのか?

それも理解でき、さらに、考えをコントロールできず悩み、苦しむ状態から、

考えを自分で選択して出し入れできる。

悩みたいときに悩み、怒りたいときに怒る。

悲しみたいときに、悲しむ。

その選択、意思決定ができるようになります。

01010 という「0」と「1」の2つの選択をする。

実は、その「0」「1」の選択以外の選択肢が、「人間とは何か?」を知ることで

できるんですね。

どうでしょうか?

訳が分かりませんよね?ふつうは。

ですので、もっと詳しく知りたい方。

このブログを読んで人間とは何か?を知りたくなった方は

ぜひ、ご連絡ください。

それでは、今日は、「人間は生まれてから1度も選択したことがない?」を

お届けしました。

では、では、また次回。