岐路にトランプ外交と世界情勢 日本がとるべき道は?
- 2018.12.11
- 組織・チームプレー
岐路に立つトランプ外交と世界情勢
日本がとるべき道は?
と言う産経新聞の渡辺浩生さんの話を
聞きに行った。
ざっくり感想を言うと、アメリカと中国の
関係性が
協調性から、対立に移行したな、と
改めて感じた次第。
やばー。世界がサイバー戦争化が今度、激しくなるぞぉ、と。
それと、来年の2019年は、節目にもなるとも感じた。
2019年は、韓国で3.1独立運動が起きて
100年になるし、
天安門事件、ベルリンの壁崩壊、米ソ首脳会談による冷戦終結宣言から、
ちょうど30年になる。
節目、ふしめだー。
と同時に、
次のステージに時代は移行するぞぉ、という
期待と不安とワクワクとが生まれた。
話を聞いて一番面白かったのが、
講演をされた特派員としてアメリカに渡った、渡辺さんが、
近所にいる20人ぐらいの一般庶民と
実際にトランプのことについて語った話が
「なるほど!」と思った。
それは、14、5人は、トランプに対して、
デビル、悪魔、など過激な発言や、傲慢な態度に
おもむろに毛嫌いをしてバッシングしている人が多いということ。
そして、4、5人がトランプの支持者がいるらしい。
え?トランプを支持って?
そんな人はやはり破壊的で、イケイケのノリの何も考えてないおバカな奴ら?
ばかりなんだろーな、と思っていた。
が、しかし!
そのトランプの支持者のアメリカ人は、冷静でロジカルでちゃんと分析してトランプを捉えていた、と聞き、かなりビックリした。
彼らはトランプのやった結果だけをみている。
例えば・・・
イスラムの首都はエルサレムだ、ということをアメリカの法では決まっていたけど、
それに歴代のアメリカ大統領は、ハンコを押さなかった。
それをトランプは、ぽーん、と押してしまう決断力がある、と。
それを認めてハンコを押すとパレスチナ問題や、テロにも発展するので、ある意味、内容や政策などは置いておいて、
トランプは勇気がある。
米朝首脳会談もやってしまったり、中小企業では
トランプ効果で投資が活発になっていて、さらにビジネスマインドが高まっているということらしい。
結果にコミットするライザップのコンセプトのように、
トランプも結果にはちゃんとコミットしているということだね、と思った。
それを通して、一般大衆は、感情論に流されやすいと思った。
傲慢、下品、したたか、暴言、過激な発言をすると、もう無条件で「悪いヤツ」と思ってしまう。
もしかすると、トランプは注目を集めるために、
わざと、そういった暴言を吐いているのかもしれないのに・・・ ( そんな可能性として言ってます。)
大衆は、感情論に騙される。
それを凄く感じた講演会だった。
それと参加者は、お年寄りが多く、なぜ、そうなのか?もよく理解できた。
日本がとるべき道は?というテーマだったけど、
参加者の質問も自分から見たら単なる「知識欲」に
見えて、それ知って何するの?未来のこと語ろうよ、と言う疑問も湧いた。
未来のことを真剣に語り合う場じゃないし、未来を変化させるアクション、行動をする、という
「きっかけ」になるような場でもないな、とも感じた。
これは、講演者、参加者が悪いとか、問題とかじゃなく、
政治というイメージ、政治には関係ないし、自分たちのアクション、行動が、まったく政治に反映されないんだという強烈な諦めがある、という問題なんだ、とも感じた。
自分は最近は、政治の背景にある仕組みを変える、変化させるイメージがあるので、
政治の知識は全然ないし、興味もなかったけど、
政治の話を聞きに来る人はきっと、
この社会、仕組みを変化させたいというニーズが
あるに違いない、と思って、
思いっきりディスカッションする気満々で講演会の会場に向かった、という背景がある。
でも、そんな雰囲気じゃなかったので、
なるほどー、日本人というか大衆の政治に対する諦めがあるから未来について語るという文化が
ないんだな、と思った。
それが私たちは無力だ、という根深いアイデンティティー。
それを発見しただけでも、今日は大収穫だった。
支配する側と、支配される側。
このピラミッド構造を打破、突破し、フラットで平等な社会、世界、秩序を創るには、
まずは、一般大衆の政治に対する関心だな、と思ったし、
関心を持つためには、自分たちの意見が政治に反映されるんだ、というイメージに切り替える新しい仕組み、教育、などが必要だ、とも感じた。
いろいろと、今日は感慨深い発見をした。
-
前の記事
AIを恋人にしてしまうかもしれないのが現実化してきた・・・ 2018.12.10
-
次の記事
92才の我慢しない生き方 2018.12.12
コメントを書く